日本協会は29日、リオデジャネイロ五輪アジア1次予選(マレーシア)に出場しているU-22(22歳以下)日本代表DF岩波拓也(20=神戸)が、脳振とうのためチームを離脱すると発表した。

 27日の第1戦マカオ戦の前半、攻撃時のCKで相手選手と競り合った際、頭を強打。その選手より先に立ち上がって、試合もフル出場して7-0の勝利に貢献していたが、ホテルに戻ってから症状が現れたという。

 11年のU-17W杯で主将を務め、U-22日本代表では練習試合でキャプテンマークを巻くこともある不動のセンターバックだった。第2戦以降の欠場が決まったが、29日のベトナム戦はベンチには入る。翌30日に帰国。

 大会規定で第1戦の6時間前までしか選手変更できないため、今回の離脱による追加招集は行わない。