女子サッカーのなでしこジャパン佐々木則夫監督(56)が14日、6月開幕の女子W杯カナダ大会出場を前に、東京・港区のカナダ大使館を表敬訪問した。

 マッケンジー・クラグストン駐日大使と初対面。流ちょうな日本語で同大使から「カナダチームと、決勝が行われるバンクーバーで会うのがベストですね。でも日本はシルバーで」と先制攻撃を受けると、佐々木監督も「我々の連覇はカナうんダ。そういうわけにはいかない」と得意のダジャレで応酬した。だが、「ちょっと分かりにくかったなあ」と“前哨戦”での快勝とはいかなかった様子。プレゼント交換では、同監督からはなでしこジャパンのユニホームを、同大使からはバンクーバーのガイド本が贈られた。

 なでしこジャパンの直前合宿は18日から香川県内で開始される。24日にはニュージーランド戦(丸亀)、28日にはイタリア戦(南長野)の親善試合2試合が行われ、来月1日にカナダに出発する予定。「選手は(17日に)各クラブで戦って、気持ちを引き締めてキャンプに集まってくれると思う。僕自身も準備はできている。あとは荷造りくらいですね」と笑顔を見せた。