フェイエノールトの日本代表FW上田綺世(27)が今季25ゴールで得点王に輝いた。2-0で勝ったリーグ最終戦のズウォレ戦はDF渡辺剛(29)とともにベンチ外だったが、2位に8ゴール差をつけ、オランダ1部リーグの日本選手で初の快挙を達成した。
今季の上田は開幕から3試合連続ゴールと好スタート。さらにゴールを積み重ね、昨年10月19日のヘラクレス戦でハットトリックを達成した。同12月6日のズウォレ戦では1試合4ゴールの固め打ちを決めた。
その後はコンディションを崩したこともあって出場8試合連続ノーゴール。だが、今年3月8日のNACブレダ戦で3カ月ぶりにゴールを記録すると、以降は7ゴールを決めて得点ランキング首位を独走した。
欧州主要1部リーグで日本選手の得点王は、スコットランド1部セルティック時代の22-23年に27得点のFW古橋亨梧以来2人目。欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス)では、FW岡崎慎司がドイツ1部マインツ時代の13-14年に15得点を挙げたが、得点ランキングは7位だった。
オランダ1部リーグでは15-16年のデンハーグFWハーフナー・マイクが日本人最多の16ゴールも、得点ランキングは7位。上田は22-23年にベルギー1部セルクル・ブリュージュで22得点をマークしたが、得点王のヘントFWカイペルス(27点)に5ゴール差の2位だった。
今季のチームは前節で2位が確定し、上位2チームに与えられる来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得していた。5試合を残してPSVアイントホーフェンが優勝を決めており、上田は「優勝がなくなってから、そこ(CL出場権獲得)を目指してチームで戦ってきた。来季にもつながったのでよかった」と話していた。
その目標を達成し、FIFAワールドカップ2026(W杯)北中米大会(6月11日開幕)に臨む日本代表メンバーに選出された上田は、渡辺とともに最終節でベンチ外。ファンペルシー監督は「2人は身体的にも精神的にも疲れているため、最後の試合は欠場する。彼らはいつも全力でプレーして全力でトレーニングをしてくれているから」と2人のチームへの貢献を認めて特別休暇を与えた。
日本代表はW杯1次リーグF組の初戦でオランダ代表と対戦。日本代表のエースでもある上田はオランダの脅威となるだけに、現役時代にオランダ代表として歴代2位のゴール数を記録したファンペルシー監督は上田の活躍に「(母国が)ちょっと心配」と複雑な心境を吐露していた。

