準決勝を突破した日本代表「なでしこジャパン」は、2連覇を懸け、5日午後4時(日本時間6日午前8時)開始の決勝で前回と同じ米国と対戦する。

 日本は2011年のW杯決勝で2-2からのPK戦を制し初優勝したが、12年ロンドン五輪決勝は1-2で敗れ、金メダルを逃した。因縁深い両者がバンクーバーで頂点を争う。

 佐々木則夫監督は「決勝に来られたという幸せをかみしめながら、世界のサッカーの発展に寄与できるような試合ができればいい。いい準備をしたい」と話した。

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキング4位の日本は準決勝でイングランドに後半終了間際のオウンゴールで2-1と競り勝ち、今大会の6試合全てを1点差の勝利で勝ち上がった。

 3度目の優勝を目指すFIFAランク2位の米国は6戦でわずか1失点。過去の対戦成績で日本は1勝6分け23敗(PK勝ちは引き分けに含む)と圧倒されている。