女子W杯カナダ大会で日本代表「なでしこジャパン」は2連覇を懸け、5日午後4時(日本時間6日午前8時)からバンクーバーで行われる決勝で米国と対戦する。

 前回大会の決勝と同じ顔合わせ。4日は練習と記者会見を行い、佐々木則夫監督は「米国と再び戦えるのは本当に光栄。自分たちのサッカーができれば勝機はある」と意気込んだ。

 練習は日本サッカー協会の大仁会長も見守る中で約1時間、主力と控えを混ぜ合わせたメンバーで攻撃の組み立てを確認した。

 1次リーグ初戦で左足首を骨折し、日本で手術を受けた安藤(フランクフルト)も再合流し、つえをついて練習場に姿を見せた。主将の宮間(岡山湯郷)は「彼女がいてこそ一つのチーム」と歓迎した。

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで日本は4位、米国は2位。過去の対戦成績は日本の1勝6分け23敗(PK戦は引き分け扱い)。