なでしこジャパンが米国に敗れ、2大会連続の世界一はならなかった。

 佐々木監督は落胆の色をにじませつつ、努めて明るい口調で質問に応じた。

 -準優勝の心境

 佐々木監督 ここまで選手たちは一戦一戦頑張って、よくやってくれた。選手とともに誇りを持って日本に帰りたい。

 -勝敗を分けたポイント

 佐々木監督 セットプレーでやられた。あの点差がついたということは、やはり反省しないといけない。僕自身の指揮も反省しないといけない部分も多い。

 -前半のうちに澤と菅沢を投入した

 佐々木監督 あれだけ点差がついたので何とか1点を、という思いだった。攻撃的なトライをするために交代した。

 -大会の収穫は

 佐々木監督 前回チャンピオンとして、このステージまで選手たちが頑張ってきてくれた。若い選手たちもピッチを経験できた。これを今後の成長につなげていかないといけない。

 -他国の情勢は

 佐々木監督 個性豊かな能力の高い選手が多くなってきたし、非常に組織的になってきた。今後はさらに世界はレベルアップしてくる。われわれは個の質、もっと緻密な連係の精度、技術の精度、こういったものを上げていかなければいけない。