日本代表FW香川真司(26=ドルトムント)が、国際Aマッチ21得点目を決め中山雅史氏と並ぶも笑顔はなかった。後半16分、FW岡崎のシュートのこぼれ球を拾ったDF長友からパスを受け、右足シュート。1月20日のアジア杯ヨルダン戦以来のゴールも、前半に2本の決定機を外したことを挙げ「必ず決めなくちゃいけないチャンスだった。2、3点取れていた。外している課題は感じる」と反省を口にした。

 「今季が勝負」と臨んだドルトムントの新シーズンでは、8試合で4得点3アシストと絶好調。ハリル体制で初得点を決めたが「得点でホッとしたというより、チームで4、5点入れなくてはいけなかった」と、マルチ得点を逃したことに悔しさをにじませた。中山氏と肩を並べ歴代10位タイとトップ10入りを果たし「歴代の方々が築き上げたものを、僕らの世代がもっと超えるようにしていきたい」と次戦での飛躍を誓った。