16年リオデジャネイロ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23(23歳以下)アジア選手権(来年1月12日開幕、カタール)の組み合わせ抽選が12日、ドーハ市内で行われ、日本は1次リーグB組でサウジアラビア、北朝鮮、タイと同組になった。昨年の前回大会8強止まりの日本は第3ポットに落ちる可能性があったが、UAEとの予備抽選を制し第2ポット入り。「死の組」を免れ、最強のイラクと準決勝まで当たらない組み合わせとなった。

 サウジアラビアは前回大会の準優勝国。北朝鮮は昨秋アジア大会で準優勝しただけでなく、A代表は先月の東アジア杯で日本に2-1で勝っている。その試合で1得点1アシストしたFWパク・ヒョンイル(21)がリオ世代のエース。1次リーグ最大の難敵となりそうだ。タイとは昨年12月の遠征で対戦し、2-0で下している。日本は1次リーグを突破した上で、五輪切符が得られる3位より上を目指さなければならない。

 ◆リオデジャネイロ五輪への道 U-23アジア選手権が最終予選を兼ねる。43の国と地域が参加した1次予選を勝ち上がった15チームに、開催国カタールを加えて実施。4チーム×4組で争う1次リーグの各組2位(計8カ国)が決勝トーナメントに進み、3位まで出場権を獲得できる。出場国ランキングは昨年1月の前回大会で決まっていた。予選は中立地でのセントラル方式で行われる。