4大会連続五輪出場を逃した日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランキング4位)は、最終戦となった北朝鮮(同6位)を1-0で下し、勝ち点7で幕を閉じた。日本は2勝1分け2敗、予選3位で今大会の日程を終えた。

 7日のベトナム戦でスタメンを外れたMF宮間あや(31=岡山湯郷)、FW大儀見優季(28=フランクフルト)らが先発復帰。前半は攻めあぐねたが、後半に入り左サイドに入ったMF宮間を起点に攻撃が活性化。同35分、MF宮間のクロスをFW岩渕真奈(22=Bミュンヘン)が頭で決めて先制。リードを最後まで守りきった。

 2008年から、なでしこの監督を務め、11年にはドイツW杯優勝、12年ロンドン五輪銀メダル、15年のW杯カナダ大会で準優勝と輝かしい実績を残し、今大会限りで退任する佐々木則夫監督の最終戦を白星で飾った。

 リオデジャネイロ五輪出場権が与えられる2位以内には、オーストラリアと中国が7日で確定していた。