日本サッカー協会は26日、6月のキリン杯に臨む日本代表25人を発表した。

 手倉森ジャパンの技巧派ボランチ大島僚太(23=川崎F)が“新たな選手”の1人だった。A代表選出を受けてフランス・ラセーヌシュルメール市内の宿舎で取材に応じ「驚きました。聞いた時は『あ、はい』という感じでした」と笑みを浮かべた。まだ実感が湧かない様子だったが「目標にしてきたし、いろんなことを学べる機会。得たものを五輪にも生かせるように」と期待感を高めた。

 ハリルホジッチ監督が「大島は、あいさつがない」と冗談めかしていたことを伝え聞くと「試合会場でお会いすることがなかったので」と恐縮。すぐ「U-23の視察に来られた時、握手してもらったことがある」と、ささやかなエピソードを明かしてフォローした。

 14年に当時のアギーレジャパンにもリストアップされたことがあるパサーが、ようやくの初代表。同学年のFW宇佐美やMF遠藤と肩を並べ、チームメートからの「頑張ってきて」に照れながら、うなずいた。負傷者続出のため27日のイングランド戦に出場してから合流。副将の責務を全うしてからA代表で勝負する。