サッカー日本代表は7日、さいたま市内でオーストラリア戦(11日・メルボルン)に向けて約1時間半の調整を行い、DF長友佑都(30=インテルミラノ)が練習中の接触プレーで頭部を強く打って早退した。

 12人が3組に分かれて行ったミニゲームの最中に長友とDF槙野智章(29=浦和)と接触した。槙野の膝が頭部に当たった、長友が表情をゆがめて倒れ込むと、バヒド・ハリルホジッチ監督(64)らが、すぐさま駆け寄った。しばらくして立ち上がった長友は自力で歩行してピッチを離れ、練習を早退した。そのまま検査に向かった。

 イラク戦から一夜明けた練習では、FW岡崎慎司(30=レスター)は左足首痛のため別メニュー調整。累積警告により次戦出場停止のDF酒井宏樹(26=マルセイユ)はオーストラリアには同行せずに離脱し、クラブに戻ることが決まった。

 前夜、フル出場したFW原口元気(25=ヘルタ)やMF清武弘嗣(26=セビリア)らはランニングなどの軽めのメニューを行い、イラク戦で劇的な決勝点を奪ったMF山口蛍(26=C大阪)らはミニゲームなどをし、汗を流した。

 チームは7日夜にオーストラリア・メルボルンに向けて出発する。