日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)が14日、W杯アジア最終予選の大一番となるサウジアラビア戦(15日、埼玉)に向けた公式会見に出席した。

 会見の冒頭でハリルホジッチ監督は「ここ数年、サウジは伸びている。強い気持ちを持ち、集中して、無駄なファウルをしないこと。プレッシャーと、(相手の)ワナにも引っかからないようにしないといけない」と語った。

 サウジアラビア戦ではFW本田圭佑、MF香川真司の両エースを先発から外す可能性がある。同監督は「決断はいろいろしないといけない」とした上で「何人かの選手には(所属クラブで)プレー回数を増やして欲しいと伝えている。彼らはロボットではない。(クラブで出場機会が少ないと)トップパフォーマンスにはなれない」と説明した。さらに「途中出場はリザーブではない。ジョーカーだ。よりよい結果で試合を終えるためのチョイスになる」と強調した。

 4試合を消化し、日本はB組首位サウジアラビアと勝ち点3差の3位。ホームで引き分け以下なら、他会場の結果次第で、W杯出場権獲得圏外の4位に後退する可能性もある。

 ハリルホジッチ監督は「(日本が)成長するためのテストだ。苦痛を伴いながら成長する。正確な戦略を練っている」と力を込めた。