サッカー女子日本代表候補の国内合宿が5日、静岡市内で始まった。前日4日にU-20女子W杯が行われたパプアニューギニアから帰国した高倉麻子監督(48)は「ここからがサバイバル」と選手らに競争を促した。年内最後の合宿初日。「日本代表としての誇りや自覚を求めたい。世界一を目指して戦える立場にいることを分かってもらいたい」などと話した。

 集合日から約2時間、みっちりとトレーニング。ランニングやストレッチに始まり「各国のデータと比較し、さらに強化したい」と、高倉体制では初めてとなる体力測定も実施。倒れ込む選手が続出したシャトルランではMF中島が最後まで走り、代表争いへ猛アピールした。今後は3位になったU-20世代からも「数人入ってくる」(高倉監督)。生き残りをかけた熾烈(しれつ)な戦いが幕を開けた。