U-20(20歳以下)W杯韓国大会(20日)に出場する日本代表が12日にジュビロ磐田と30分×2本の練習試合を行い、合計1-0で勝利した。

 1本目にエースFW小川航基(磐田)が唯一のゴールを挙げた。MF市丸瑞希(G大阪)のゴール中央へのパスをFW久保建英(東京ユース)がスルー。DFが引きつけられて空いたスペースにMF伊藤洋輝(磐田U-18)が切り込んで1対1となり、GKに弾かれたところを小川が詰めた。小川は試合後「ゴールは自信になるし、背後への抜けだしで呼び込むことができた」と手応えを語った。

 2本目はFW岩崎悠人(京都)とMF堂安律(G大阪)が攻撃に迫力を持たせた。岩崎は豊富な運動量と落ちないスピードで前線を走りまわり、ゴールに迫るシュートもあった。両サイドに最前線とポジションを変えながらプレーした堂安も、ペナルティーエリア内で巧みにボールを浮かせてゴールに迫るなど華麗な個人技を披露。20分過ぎには堂安のスルーに岩崎が反応して切り込む息の合ったプレーでスタンドをどよめかせるシーンもあった。それぞれが良さを出し、切磋琢磨(せっさたくま)を続けている。