なでしこジャパンが決勝でオーストラリアを1-0で破り、2大会連続2度目の優勝を遂げた。後半39分に途中出場のFW横山久美(24=フランクフルト)が決勝点を奪った。

 横山は得点シーンを振り返り「もらう前に『わ、これ来るわ』って思って。絶対決めなきゃって。ひとつ前で(シュートを)打とうとしたけど、相手がいたから切り返した。自分でもびっくり。出来過ぎ。練習の成果が出てよかった」と笑顔をみせた。

 今大会は1次リーグ初戦のベトナム戦以外は先発出場がなく、我慢の大会となった。その点については「今回、出場時間が少ない中でああいう形で出て結果を残して、11人だけじゃなくてベンチ全員の気持ちを背負って戦えた。歯がゆい気持ちもある。それでもベンチのみんなが快く送り出してくれた。そのために結果を出そうという気持ちがあった」と振り返った。

 今後の課題については「結果を出し続けないと見てもらえない。チームで試合に出続けることが大事。リーグもあと1カ月で終わる。来年どうなるか自分でも分からないが、どこに行こうと自分次第です」と話した。