サッカーワールドカップロシア大会に出場する日本代表監督を9日に解任された、バヒド・ハリルホジッチ前監督(65)が27日午後4時から都内で会見を開いた。同氏は7日に日本サッカー協会(JFA)田嶋幸三監督に解任を通告されたことについて「私に対して、宣告されたことに大変、失望したわけで、私に対するリスペクトがなかったように思えた」と批判した。

 ハリルホジッチ氏は「3年間にわたって、代表のためにいろいろな仕事をしてきた。しっかり、誇りを持って仕事をして、責任者として果たしてきたわけです」と、代表監督として仕事をしてきた上でのスタンスを強調。そして「何て残念なんだろう…私は日本にはワールドカップの準備をしに来て、代表チームをしっかり予選通過させた。そして、また日本のトップの方から言い渡されたことは、日本サッカーを考えた時に、欠けたものがあると考えた」と批判した。

 その上で「サッカーの世界で45年…それもハイレベルなところで45年、やってきた。監督は、はかないもの…私自身がナイーブ…ものを知らなかったかもしれない。でも我がチームが強くなるための仕事をしてきた。その私に対して、宣告されたことに大変、失望したわけで、私に対するリスペクトがなかったように思えた」とも語った。【村上幸将】