パリ五輪アジア2次予選の第2戦が行われ、なでしこジャパンが2-0で“ホーム”のウズベキスタンを下し、2連勝を飾った。日本は勝ち点を6とし、C組首位での最終予選進出に限りなく近づいた。

日本は前半10分にDF遠藤の左CKに、ファーサイドのDF南が頭を合わせて先制。さらに同15分にはエリア内左でパスを受けたFW千葉がドリブルで縦に仕掛け、左足シュート。これが目の前のDFをかすめ、ループシュートのような弾道となってゴールに吸い込まれ、2-0とリードした。

しかしなでしこはその後はボールは保持するものの、無理に攻めず、ピッチの大外でパスを回す展開が続いた。試合はそのまま大きな動きもなく終了。日本が2-0で勝利した。

最終予選には、2次予選A~C組の1位に加え、各組2位の中で最高成績のチームの計4チームが進出する。

仮に日本がC組1位、ウズベキスタンが同2位で最終予選に進んだ場合、日本がB組1位と、ウズベキスタンがA組1位とそれぞれ2試合を戦って勝者2チームが五輪本大会に進む。

もしウズベキスタンではなく、A組2位のチームが最終予選に進んだ場合、日本はA組1位のチームと最終予選を戦うことになる。A組1位は今夏W杯4強のオーストラリアになる可能性が高く、日本はそれを避けるため、ウズベキスタンを相手に大量得点することなく、最低限の得点で勝利するようにした可能性はある。