日本代表と対戦する北朝鮮代表チームが今月29日の来日で日本側と調整していることが分かった。北京経由で成田空港から入国する方向。同空港関係者が22日、明らかにした。北朝鮮代表の来日は、2005年2月に行われた06年W杯アジア最終予選以来で、この時は役員を含めて25人が入国を許可された。

 日本政府は拉致、核、ミサイル問題を受けた制裁措置として、北朝鮮の国籍保有者の入国を原則禁止しているが、松本剛明外相は今月8日、特例として認める考えを表明していた。ただ、応援団や報道陣については「選手とは必ずしも同じ位置付けではない」と、入国に慎重な姿勢を示している。北朝鮮代表と日本代表は9月2日に埼玉スタジアム(さいたま市)で対戦する。