MF中村俊が、5日の非公開練習後に居残りで22本のシュート練習をこなした。一緒にFK練習をしていた遠藤が引き揚げた後、ゴール前23メートル付近から黙々と左足でシュートを打ち続けた。7日の試合で、初戦とボールが変わる可能性が出てきたため、感覚を取り戻したかったという。「感覚が違うからね。軽めに蹴ったら、コースも良くスポスポ入った」と手応えをつかんだ様子だ。

 20本蹴った時点で、岡田監督から「そろそろあがろうか」と声がかかったが、その後もシュート練習をやめることなく2本蹴った。そして他の選手が引き揚げた後も、1人で走り込みを続けていた。さらにボールを拾うと、そのまま右サイドでフェイントを交えながらのドリブル。「(初戦で)3-0だからって、1点取られても平気というわけじゃない。(相手は)全く違うチームだと思ってやる」と話した。