コンサドーレ札幌FW宮沢裕樹(19)を岡田監督が絶賛した。静岡県内で行われたU-20代表候補合宿で22日、日本代表岡田武史監督(52)が、宮沢の持ち味のポストプレーでのボールさばきを高く評価した。21日の練習試合では得点に絡めなかったが、個性を求める代表指揮官に強いインパクトを残すことに成功した。同合宿はこの日で終了。宮沢は23日にチームに合流し、26日のアウェー横浜FC戦に備える。
岡田監督は宮沢の素質を見逃さなかった。3日間の合宿終了後、宮沢について「ボールがしっかりおさまる。センスをものすごく感じた」と言及した。21日の流通経大との練習試合では得点にからめなかったが、評価は高かった。ポストに入ってからの冷静なボールさばき、体を寄せられても崩れないフィジカルの強さを、同監督はしっかり目に焼き付けていた。
宮沢にとっては有意義な日々となった。19日のC大阪戦を岡田監督が視察していたが、ロスタイムにピッチに立ったとき、すでに同監督は会場を去っていた。「今回は自分の持ち味を出せたと思う」。初めて指導を受けた同監督に、らしさをしっかり伝えることができた。
意識も変わった。今合宿で岡田監督が伝えたのは「ワンタッチでシンプルにボールを動かせ」「パスを出した後のサポート」「攻守の切り替えを早く」の3つ。この日の朝、再びA代表用の分析ビデオを見た宮沢は「この3つを実践するとこんなにチャンスになるんだと気付いた」と話した。目標とするA代表入りへ、基本コンセプトはしっかり頭に入れた。
23日から札幌の練習に合流する。26日の横浜FC戦はFWキリノが累積警告で出場停止のため、先発出場が濃厚。オフも返上しイベントなどに参加していたため、休みなしが続くが「疲れたなんて言ってられない」と気を引き締めた。「岡田学校」で得た成果は、今季初ゴールという結果で示しにいく。【永野高輔】


