<トゥーロン国際:メキシコ4-3モロッコ>◇1次リーグB組◇24日◇フランス・オーバーニュ◇40分ハーフ

 日本がロンドン五輪1次リーグで対戦するモロッコが、メキシコに敗れた。ハットトリックを決めたメキシコMFファビアン(22=グアダラハラ)はモロッコ攻略法を明かし、日本にアドバイスを送った。

 「モロッコは強いチームだが、DF陣の動きが少し遅くなる時がある。左右にボールを動かしてサイドチェンジした時に、DFの動きだしが遅い分、スペースが生まれる。そこをつけばいいんじゃないかな」

 ファビアンは五輪北中米カリブ海予選でも5得点をマークした点取り屋。上背のない攻撃陣が多いメキシコは、中盤で細かくパスを回し、両サイドの裏にできたスペースからチャンスを作った。モロッコの最初の失点は、右サイドの裏を突かれ、メキシコのクロスに対応が遅れたDFがクリアミスし、オウンゴールを献上。またファビアンの俊足を生かしたカウンターにDF陣が置いていかれる場面も多く、失点につながった。

 メキシコ戦に4-2-3-1のシステムで臨んだモロッコは、センターバック2人が長身で、日本は空中戦を挑めば苦戦が予想される。日本は練習後、関塚監督以下、全員でこの日のモロッコ戦を視察。取材には応じなかったが、本番ではメキシコ同様、得意のパスをつなぐ攻撃をみせれば得点チャンスは生まれそうだ。

 またメキシコ主将で後半途中までセンターバックを務めたMFエンリケ(21=グアダラハラ)は、モロッコ攻略には「攻撃のリズムが大切だと思う」と指摘。要注意人物にはこの日トップ下を務めた19歳のMFラビアド(PSV)の名前を挙げ「技術が高く、速くて強い。常にチャンスをうかがっている」と話した。【福岡吉央】

 ◆トゥーロン国際大会

 67年に始まったフランス南部で行われる国際大会。当初はクラブチームが参加していたが、75年以降はユース世代の各国代表チームが出場。日本は02年の3位が最高。4チームずつ2組で1次リーグを行い、上位2チームが準決勝に進む。今回出場する8チームのうち、ロンドン五輪に出場するのは日本、エジプト、メキシコ、ベラルーシ、モロッコの5カ国。1次リーグはA組が日本、トルコ、オランダ、エジプト、B組がフランス、メキシコ、ベラルーシ、モロッコの組み合わせ。

 ◆レギュレーション

 40分ハーフ、ハーフタイムは10分。交代は5人まで(うちGK1人)。警告2枚で次戦出場停止。警告は決勝トーナメントにも持ち越される。準決勝、決勝、3位決定戦は延長はなく、後半終了時に同点の場合はPK戦で決着をつける。