AIが日常に溶け込んだ今、せっかくならサッカーワールドカップ(W杯)の優勝国もAIに予想してもらおう! W杯北中米大会が11日に開幕。前回は日本の優勝予想を占ってもらったが、今回は、同じChatGPTでも「無課金」と「有料版(Plus=月額3000円)」で答えが変わるのかを試してみた。

まず無課金版は「スペイン優勝」と即答。理由は「弱点が最も少ない」からだという。ラミン・ヤマル、ペドリ、ロドリの名を挙げ、「初優勝した2010年以来の黄金世代」と期待を込めるあたり、実に優等生的。Optaのシミュレーションで優勝確率トップというデータも添えた。ダークホースにはモロッコを指名。全体的に模範解答っぽく、きれいにまとまっている。

一方、有料版は少し違った。「データ上の最有力はスペインです。それでも僕はフランス優勝に寄せます」と来た。3000円払ったら急に“僕”が出てきた。

理由も「個の力と経験値」「8試合を勝ち切る現実的な選手層」と渋い。スペインを「一番美しい優勝候補」と持ち上げつつ、最後はフランスを推すあたりが“人間”くさい。

さらに有料版はノルウェーも推し、ハーランドとウーデゴールの初W杯を「物語として強い」と語る。サッカー好きが本気で話し始めた感じである。

要するに、無課金はデータに忠実で、有料はそこに好みやドラマを乗せてくる。無料は優等生、有料は一癖あるサッカーファンだ。

さて、本番で最後に笑うのはスペインか、フランスか。それともAIの予想をまとめてひっくり返す伏兵か。そんな見方をすると、開幕前の“AI占い”もなかなか悪くない。【山田遼太郎】

予言ダコ・パウルから神のクチバシまで…すっかりおなじみW杯を彩る勝敗占い