日本サッカー協会は18日、女子の国際親善大会アルガルベ杯(3月6~13日、ポルトガル)に参加するなでしこジャパン23選手を発表した。昨年までの中心選手のMF澤穂希(34=INAC神戸)MF宮間あや(28=岡山湯郷)を外し、19歳のMF田中陽子(INAC神戸)、18歳のFW田中美南(日テレ)ら6人を初選出するフレッシュな陣容。佐々木則夫監督(54)は、今年9月の親善試合までは若手中心のメンバーで戦う意向を示した。

 不在の澤に代わって新生「なでしこ」の精神的支柱として期待がかかるMF川澄奈穂美(27=INAC神戸)は、チャレンジ精神を掲げた。今回の代表選出について、所属するINAC神戸を通じて「W杯や五輪で頂点に立つためにとても重要な大会。勝負にこだわりながら、失敗を恐れないチャレンジを大切にし、有意義な遠征にしたい」とのコメントを発表。メンバー最年長の27歳は、若いチームを引っ張っていく構えだ。