3-0で勝った国際親善試合グアテマラ戦から一夜明けた7日、日本代表は大阪府内で練習した。

 世界を破るには、外から中!

 日本代表DF長友佑都(26=インテルミラノ)が、MF本田圭佑(27)との「青空会談」で10日のガーナ戦(横浜国際総合競技場)に向けて攻撃の基本形を再確認。「グアテマラ戦はできて当たり前。強いガーナ相手にどれだけできるかが大事」と息巻いた。

 修正ポイントは明確だった。グアテマラ戦は相手が格下だったこともあり、パスを容易に回せたため、中央の狭いスペースでのパス回しが増加した。だからこそ「圭佑と話したのは、まずはサイドに振って、そこからスペースが空いた中を使って攻めるのが必要になるということ」と明かした。

 これまでもザックジャパンの攻撃の最大の武器は、長友、香川の左サイドで崩し、空いた中央や右サイドで仕留める形。ある意味、サイド攻撃という「原点」を見つめ直し、6日にザンビアを下しアフリカ最終予選進出を決めたアフリカの雄ガーナに挑むつもりだ。

 「相手がどのようなモチベーションでくるかは分からないけど、僕らのサッカーを出していきたい」。強豪相手に結果を出せない状況が続いているが、「外から中へ-」という形でガーナを破り、チームを再加速させていく。【菅家大輔】