東欧遠征を行う日本代表メンバー全23人がセルビア入りをした。

 欧州組にとって地の利を生かした遠征となる。ミラノから直接セルビア入りをしたインテルミラノDF長友佑都(27)は「めっちゃ楽ですね。欧州で代表戦をやってくれると、移動が楽でいい」。マインツFW岡崎慎司(27)も「移動時間は短いし、サッカーの環境がいい。日本での試合は応援してくれる人が多いっていうのはありますけど、欧州は欧州でいい」と、欧州を主戦場としているだけに、メリットを実感していた。

 セルビアは現在、サマータイム中のドイツやイタリアと同じで、日本との時差は7時間。シャルケDF内田篤人(25)が「時差がないからいい」と言うように、体内時計を調整する必要がない。さらに移動時間も、10時間前後かかる日本への移動に比べたら3時間以内と格段に短い。体への負担をかけることがないまま、代表に合流。万全のコンディションを維持して試合に臨むことができる。