U-22(22歳以下)日本代表の手倉森誠監督(48)が30日、沖縄・石垣島合宿を終えて帰京。未発表だったリオデジャネイロ五輪アジア最終予選(来年1月12日開幕、カタール)メンバー残り2人を羽田空港で発表し、MF豊川雄太(21=鹿島)とDF三竿(みさお)健斗(19=東京V)が選出された。

 石垣島サバイバル合宿を勝ち抜き、MF豊川が最終予選メンバー残り2枠に食い込んだ。日本協会を通じて「五輪の切符を必ず取ることを目標に精いっぱい頑張りたいと思います」とコメント。3試合中2試合に出場した3月の1次予選に続く活躍を誓った。

 前日29日の紅白戦ではCKから1アシスト。U-22代表に少ないキッカーとして存在感を示した。オフ返上で迎えた合宿は序盤から好調。決断したのは前夜だが、手倉森監督は早い段階から追加2選手の1番手として豊川を構想に入れていた。「裏への飛び出し、相手守備をはがすランニングなど、関根や鎌田と違った特徴が1カ月の戦いに必要だと感じた」。得点力不足を解消するキーマンとして、今月の中東遠征では選外としていた指揮官を振り向かせた。