東京の日本代表FW武藤嘉紀(22)が左膝を痛め、ナビスコ杯鳥栖戦(22日、味スタ)を回避する可能性が出てきた。19日は全体ミーティングを終えると練習に参加せず、1人で都内の病院へ向かった。18日の広島戦で痛めたもので、フィッカデンティ監督は「少し炎症を起こした。小さな問題で深刻なものではない」と軽症を強調したが、起用には慎重な姿勢を見せる。

 「鳥栖戦はまだ分からないが、リスクは冒したくない。何人かは出ないことになるがその分、リーグの山形戦(25日)に力を注ぐ」と同監督。リーグ戦チーム7点のうち5点決めているエース不在となれば不安を残す。さらにMF米本も試合での接触で軽く頭が揺れたため欠場の可能性がある上、DF森重、MF梶山と手負いの選手が多い苦境。「代わりの選手が間違いなく活躍してくれると信じている」と指揮官は乗り切るつもりだ。