チケット完売で迎えた「多摩川クラシコ」は、アウェー川崎Fのゴールで幕を開けた。前半20分、FW大久保がMF中村のFKを頭で合わせて先制した。勢いを増し、さらにたたみかける。同38分、DFエウシーニョ、同41分、44分には大久保がシュートを放った。

 前半はチャンスをつくれなかった東京は後半反撃に出た。後半7分にMF東のパスからFW武藤がゴール前に進入。左足を振り抜くも、空振り。同12分はDF太田の左CKからDF森重が頭で合わせるもGK正面で止められた。同19分には川崎FのDF車屋が2度目の警告で退場。1人多い東京がチャンスをものにした。同25分、直接FKを太田が決めて同点に追いついた。猛攻を仕掛け、同42分に逆転のチャンス。左から太田のFKを武藤が頭で合わせて勝ち越した。

 4万人を超えたクラシコは、ホームの東京の勝利で幕を閉じてチームは3連勝。川崎Fは2連敗となった。