バルセロナの下部組織に所属していたU-15日本代表MF久保建英(たけふさ、13)が、東京U-15むさしに加入することが決まった。東京の大金直樹社長(48)が14日に明かした。

 この日までに日本サッカー協会への登録が完了し、17日の関東リーグから出場が可能となった。同社長は「日本代表として(20年東京)五輪で、背負って立つようになってほしい」と、成長を願った。

 11年8月にバルセロナ下部組織の入団テストに合格し所属していたが、昨年バルセロナがFIFAから18歳未満の外国人選手獲得や登録に違反があったと指摘され、久保を含めた9選手が公式戦に出場できない状況が続いていた。今年3月に帰国し、国内で所属先を模索していた。4月上旬から練習生としてU-15むさしに参加。その後U-15日本代表としてインドネシア遠征に同行していた。

 将来的な海外挑戦について、同社長は「気持ちはあると思う。ずっと海外でやっていたわけだし、より強いのではないか。クラブとしては、(東京への)入り口もそうだけど出口もしっかりやっていきたい」と、含みを持たせた。