頼れる主将がカムバックしそうだ。清水は17日、ホーム甲府戦(20日)に備え、静岡市内で調整。右内転筋痛などで戦線離脱していたMF本田拓也主将(30)がフルメニューを消化し、復調をアピールした。9戦ぶりとなる先発出場を視野に入れ「まだまだ良くなる。しっかり頑張りたい」と闘志を燃やした。

 今季から主将に就き、開幕戦では1得点を挙げて上々のスタートを切ったものの、4月に内転筋を痛めて離脱した。その間、チームが4バックから3バックにシステムを変更したことで、復帰後は出場機会を得られず、メンバー外となることもあった。だが客観的に試合分析できたことで、一向に失点が減らないチームの弱点も分析できた様子。

 本田 最終ラインが高い分、DFと僕のところでのマークの受け渡しをしっかりしないと危ない。セカンドボールも大事になる。

 失点減少が最重要課題となるチームにとって、中盤でハードワークできる本田が復帰すれば大きなプラス材料。ファーストステージも残り2試合。降格圏脱出を当面の目標に掲げる主将は「ホームなので勝たないといけない」とリーグ再開戦に照準を合わせた。【神谷亮磨】