仙台はアウェーでG大阪と引き分け、勝ち点1を持ち帰った。前半32分に失点も、後半43分に途中出場のMF奧埜博亮(25)が右足で押し込み同点に持ち込んだ。

 前半は先手を許し攻撃のアイデアを欠いた場面もあったが、後半は粘り強く体を張った守備から好機を何度も演出。相手を攻め立てた結果、終了間際に貴重な1点を生み出した。奧埜は「チーム全体で良い試合。チャンスも作れたし、点を取れたのもよかった」と笑顔。

 3連勝とはいかなかったが3戦負けなしを保ち、次戦最終節のホーム名古屋戦へ弾みをつけた。渡辺晋監督(41)は「選手たちは(試合を)ひっくり返してやろうと思っていたはず。その思いが得点につながった。我々が勝ち点3を手にしてもおかしくなかった」と話した。