横浜MF中村俊輔(37)が劇的な同点弾となる直接FKを蹴りこんだ。

 ホームの横浜戦でG大阪は前半5分、FW宇佐美貴史(23)からの左クロスをFWパトリック(27)が頭で決めて先制した。同37分には、ペナルティーエリア付近でという絶好の位置でFKを獲得。キッカーのMF遠藤保仁(35)が直接狙ったが、相手GKに阻まれた。

 横浜は、前半24分、中央でFKを獲得。ゴール前を狙った中村のFKはG大阪DF岩下にはね返されてしまった。

 後半24分には、G大阪MF倉田秋(26)が振り抜いた右足シュートがゴール前の宇佐美へ当たり、追加点となった。宇佐美は、得点ランク単独首位へ躍り出る今季15得点目を挙げた。

 横浜の反撃は後半38分。パスを受けたゴール前のFWアデミウソン(21)がきっちり流し込み、1点を返した。すると、流れは横浜に。後半ロスタイム、FKを獲得すると、中村が直接ゴール右へ決めた。直接FK通算18点目。遠藤と並んでいたが、単独首位に躍り出た。