J2札幌FW内村圭宏(30)が7日、3体制連続となる新監督1号弾を誓った。今日8日のアウェー長崎戦は、四方田修平監督(42)就任後、3戦目で初の先発出場が濃厚。13年の財前監督、昨年のバルバリッチ監督ともに、監督交代後初得点を決めている13番の一撃で連敗を止め、チームを再びプレーオフ戦線に引き上げる。

 2戦無得点の四方田札幌を、内村の決定力で勢いづかせる。長崎戦は従来の3-4-3から3-5-2に変更。3トップから2トップに変わり「よりゴールに近い位置でプレーできる。しっかり点に絡みたい」と意気込んだ。バルバリッチ前監督が採用していた3トップでは、中盤に下がりゲームメーク役もこなしたが、今回は点取り屋としての感性をフル稼働させ、新体制1号をたたき込む。

 前体制最後の7月22日北九州戦で1得点も、監督交代後2戦続けてベンチスタートとなり「ここから結果を出し続けていかないと」と危機感もある。誕生月の8月に2点以上挙げた09、11、13年は、いずれも最終的に2ケタゴールを記録しており、調子のバロメーターだ。夏場の量産で波に乗り、同時にチームも上向かせる。【永野高輔】