J2札幌の野々村芳和社長(42)が17日、札幌西区の上手稲神社を参拝し、チームの成績向上を“神頼み”した。6月14日岐阜戦を最後に、11試合2カ月未勝利。白星に「ご縁」があるようにと、5円をさい銭箱に入れ、苦境からの脱出を願った。

 「最近は勝って当然の内容のゲームをしているのに、なかなか結果がついてきていない。この状況を打破し、選手やサポーターに勝利を届けられるよう、今の自分に出来ることは全てやる気持ちでいる」。四方田監督就任後4試合、シュート計64本放つも、いまだ無得点とあり、同神社のこま犬が前脚で“キープ”しているまりにも触れ、状況改善への強い思いを伝えた。

 今後はサッカーの神様として知られ、日本協会のエンブレムにもなっている三本足の八咫烏(やたがらす)をシンボルとする和歌山・熊野三山(3神社の総称)参詣や、災いを取り除くため、クラブハウス内や、ベンチ脇に「盛り塩」を置くことも検討している。