J2札幌DFパウロン(25)が、リーグ戦残り5試合での復帰が絶望となった。18日磐田戦の前半15分に左太腿を痛め、負傷交代。19日に札幌市内の病院で精密検査を受けたが、再検査が必要と診断され、今日22日に、もう1度、検査を受ける。重度の肉離れとみられ、長期離脱は免れない状況になった。

 予想以上の重傷だった。オフ明け初日となった21日は別メニュー。大事な時期に戦列を離れるもどかしさに、セウス理学療法士と話す表情も沈痛なものだった。クラブハウスを出る際は「まず、しっかり治すしかない」と話すにとどまった。

 肉離れだと、軽度なら2週間から1カ月、重度になると全治3カ月以上と診断されることもある。貴重な戦力を失うことになるが、パウロンの思いも背負い、チーム一丸で土俵際からのプレーオフ進出につなげるしかない。