鳥栖は逆転勝ちで残留を決めた。

 0-1の後半32分、自陣中央からGK林彰洋(28)のロングFKをFW豊田陽平(30)が頭で折り返し、最後はDF谷口博之(30)が右足で押し込んで1-1の同点にした。また、同42分には、ペナルティーエリア内で豊田のヒールパスを受けたFW水沼宏太(25)のゴールで2-1と勝ち越した。

 豊田は右足首痛でベンチスタートだったが、後半17分から出場。2得点に絡む活躍を見せ「途中出場は流れを変える役割を持つ」と、自らの役目を果たした。

 試合終了のホイッスルが鳴ると、松本とは対照的に残留の喜びをサポーターと共に分かち合った。森下仁志監督(43)は「主力が抜ける中で、今まで以上の形を見せてくれた。(残留して)ある意味プレッシャーから解き放たれた」と振り返った。