G大阪が広島に敗れ、チャンピオンシップ(CS)の自力出場が消滅した。

 後半10分、広島に直接FKを決められ先制点を奪われた。逆転を狙うG大阪は、同36分、FW宇佐美貴史(23)が抜け出しGKと1対1の決定機を作るが、シュートはゴールポストの左にそれてしまった。

 長谷川健太監督(50)は「貴史(宇佐美)のビッグチャンスがあったが、なかなかゴールが割れなかった」とがっくり。終了間際にも失点を重ね、DF岩下敬輔(29)は「プロとして結果が全て。2点取られたのはDFの責任」と言い訳はしなかった。

 日本代表GK東口順昭(29)が負傷で交代。FWパトリック(27)が乱暴な行為で一発退場を食らうなど、不穏な空気が漂っていた。ホームで0-2の完敗。順位も勝ち点1差だった東京が勝利したため、CS圏外の年間4位に転落した。G大阪がCSに出場するには最終節山形戦(22日、万博)に勝利し、東京が引き分け以下の条件しかなくなった。