柏がPK戦突入寸前の得点で8強を決めた。1-1の延長後半15分、今季限りで退団するFWクリスティアーノ(28)の決勝ゴールで甲府を撃破。DF鈴木大輔(25)が退場となる中、優勝した12年度大会以来、3年ぶりの8強進出だ。

 延長後半15分、クリスティアーノが決勝点を決めると全員で抱き合い、ホーム側スタンド前に倒れ込んだ。吉田監督と甲府から期限付き移籍中のクリスティアーノは今季限り。鈴木はスペイン1部Rバリェカノへの移籍が濃厚となる中、全員が4回戦では負けられない思いを抱いていた。この日は来季から指揮を執るブラジル人のメンデス氏が極秘観戦。先制点のFW工藤壮人(25)は「チームが1つになって良い雰囲気。監督のために、みんなで元日に優勝したい」と意気込んだ。