仙台はホームでG大阪に1-3で敗れ、3連敗を喫した。前半5分に先制点を奪われると14分、16分と立て続けに失点し、あっという間に点差を広げられた。同27分にウイルソン(31)のPKで1点を返すのが精いっぱい。ホームで悔しい惨敗だった。

 メンタルの弱さを露呈した。前節広島戦と同様に11分間で3失点。悪夢は間を置かず再び起きた。DF石川直は「球際も負けてたし(相手は)前から来るという情報なども分かってた上で対応できなかったのは情けない」と厳しい口調で話した。DF平岡は「修正していかないと勝てるゲームも勝てなくなる」とDFライン改善の必要性を口にした。次節まで1週間。渡辺監督は「失点し下を向いたり、暗いようではまだまだということ。反省しながら、アイデアを生み出し立ち直れるようしたい」と語った。

 一方的にやられたわけでもない。90分間で23本のシュートを打ち、後半は相手に1本もシュートを打たせなかった。次も強豪・浦和との対戦。石川直は「僕らには浦和を倒すことで勢いに乗るという良いシナリオがある。どうしてもここで止めないといけない」と、必死で前を向いた。【成田光季】