U-23日本代表候補の東京MF中島翔哉(21)が、今日18日の新潟戦(味スタ)で2月27日の開幕戦以来のベンチ入りを果たす。17日、東京・小平市内で行われた非公開練習で調整。4月22日に右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷で全治5~6週間と診断され、今月12日のJ3東京U-23-藤枝戦で実戦復帰した。J1でのメンバー入りは途中出場した開幕戦の大宮戦以来約4カ月ぶり。「攻撃で違いを生み出せるプレーを見せたい」と言い続けトップチームでチャンスが巡ってきた。

 リオデジャネイロ五輪に出場するU-23代表入りへアピールの場にもなる。24歳以上のオーバーエージ枠で3人のメンバー入りが決定的。さらに1月の最終予選メンバー23人から絞られるため競争は激化。それでも「(メンバーは)自分が決めることじゃない。このチーム(東京)で成長して、世界で戦うために選ばれた後のことを考えたい」と五輪本番を見据えている。

 今日対戦する新潟に所属し、13日に急性白血病と発表されたMF早川とは、13年U-17W杯にともに出場した間柄。「ショックを受けました。また一緒のピッチに立てることを願っています」という思いを内に秘めて、ピッチに立つ。【栗田成芳】