背中と腰の痛みで18日の福岡戦を欠場した川崎FのMF中村憲剛(35)が、25日の大宮戦に照準を合わせた。20日、神奈川・川崎市内でウオーキングを開始。近日中にボールを使った練習への意欲を口にした。前節は最下位相手にドローに終わり、自力優勝が消滅も「過去の話はもういい。大事なのは今日、明日とベストを尽くすこと。みんなももう切り替わっていると思う」とキッパリ。前日20日のオフもトレーナーとともに治療に励み「日に日に良くなっている」と話した。

 エースFW大久保も大宮戦での勝利に集中し「みんな気持ちは落ちてないし、あきらめてない。自分たちが勝つだけ」と一戦必勝を誓う。ミーティングでは、重圧などの「見えない相手」と戦うのではなく目の前の一戦に集中することを確認し合った。守備の要DFエドゥアルドが左太もも肉離れで全治5週間と厳しい状況だが、総力戦で第1ステージ最終戦を飾る。