年間勝ち点1位に王手をかけている浦和は、3日に第2ステージ最終節ホーム横浜戦を迎える。

 2日は昼すぎからさいたま市内の練習場で約1時間半の練習を行った。選手たちはウオーミングアップでは時折笑みを浮かべていたが、ハーフコートで行われた実戦形式の練習になると時折激しく体を当て合うなど、熱がこもった。

 勝てば、勝ち点は76に達する。34試合制となった05年以降の最多勝ち点記録74の更新も見えている。ただすぐ後ろには勝ち点1差で川崎が迫っている。勝てば自力で年間勝ち点1位を決めるが、引き分け以下になると川崎の結果次第となる。横浜には第1ステージで点を奪えずスコアレスドローに終わっており、油断できない相手だ。FW興梠慎三は練習後「高い位置からプレスをかけてボールを奪えればチャンスはある。相手に合わせるより、自分たちのサッカーを貫く」と気合が入った表情で話した。

 年間勝ち点1位となれば、1ステージ制でリーグ優勝した06年以来となる。ペトロビッチ監督は「簡単ではない。厳しいゲームになると思うが、全員で全力で立ち向かいたい」と意気込んだ。