なでしこリーグINAC神戸に来季加入が決まった、仙台大DF須永愛海(まなみ、22)が2日、柴田町の同大で会見し、なでしこジャパン入りして、20年東京五輪に出場する夢を口にした。

 仙台大から、なでしこ1部のチームに加入するは初めて。須永は「まずは来季から1試合でも多く出場できるように」と、INAC神戸での目標を掲げた後に「20年東京五輪を大きな目標に、なでしこジャパン入りを目指したいと思います」と力を込めた。本職は右サイドバック(SB)だが、左SB、中盤の両サイドハーフもこなすなどオールラウンダーとして能力は高い。

 中高6年間のサッカー養成システム、JFAアカデミー福島出身で、仙台大では1年からレギュラー。昨年のユニバーシアードでは、6試合にフル出場して銅メダル獲得した。

 会見に同席したINAC神戸の高藤順強化担当(54)は、誰かの2世になるのかと問われ「須永愛海1世になってもらいたい。神ってるプレーヤーに」と、今年の流行語大賞になぞらえて大きな期待をかけた。