京都が5日、DF岩沼俊介(28)との契約が満了し、今季限りで退団すると発表した。岩沼はクラブを通じてコメントを発表した。

 「目標であったJ1昇格への力になれず申し訳なく悔しい気持ちでいっぱいですが、この思いをバネにこれからも頑張っていきます。1年という短い間でしたが、ありがとうございました」(原文のまま)

 岩沼は群馬・前橋育英高時代にJ複数クラブが注目する逸材で、07年に札幌に入団。同年には現鹿島のDF西大伍とともに、ブラジル全国選手権2部のビトーリアに短期留学して技術を磨いた。J1に昇格した12年には定位置を確保したが、1年で降格。翌13年に同じJ2の松本に移籍し主力として活躍。15年のJ1昇格に貢献したが、1年でJ2に降格し今年、京都に移籍した。過去、チームを2度昇格に導いた実績を期待されたが、オフに左足首を手術して出遅れ、今季はリーグ戦9試合出場1得点に終わった