磐田ユースの主将、DF森岡陸(18)が6日、法大現代福祉学部福祉コミュニティ学科にスポーツ推薦で合格した。森岡はインターネットで結果を確認して笑顔を浮かべ、「また違った環境で、高いレベルで練習できると思う。サッカーと勉強の文武両道で頑張りたい」と話した。

 法大は今季の関東大学リーグ1部5位で、全国大学選手権にも出場する。過去には総理大臣杯を3度優勝しており、元日本代表の水沼貴史氏(56)、清水MF本田拓也(31)らを輩出した伝統校。部内の競争は激しいが、「1年生から試合に出て、経験を積んでいきたい。4年間で成長したい」と目標を掲げた。

 森岡は1対1に強く、ボールを配球できるセンターバックとして、トップチームのキャンプや練習に2年時から参加していた。今季はJリーグ公式戦に出場できる2種登録選手になっていたが、出番はなかった。トップチーム昇格も果たせず、気持ちを切り替えて大学への進学を決断した。それでも、Jリーガーになる希望を持ち「4年後、ジュビロに戻って来られるように頑張りたい」と話した。【保坂恭子】

 ◆森岡陸(もりおか・りく)1998年(平10)11月20日、岡山県高梁市出身。小1で磐田市に転居。兄の影響でサッカーを始め、テンマサッカースクールを経てジュビロSS磐田、同ユース入り。U-17日本代表の経験もある。180センチ、71キロ。血液型A。