クラブW杯開幕戦に勝利した開催国代表の鹿島が9日、今度は明日11日の準々決勝マメロディ・サンダウンズ戦(吹田S)に備えた前日練習の会場確保に苦戦した。当初は試合会場で行う予定だったが、大会運営側から芝の状態確保などを理由に使用不可の連絡が入った。朝から鹿島スタッフはグラウンド確保に奔走。Jリーグクラブの協力も得て、夜には大阪市内の施設を確保できたが、担当者は「いきなりだったのでビックリです。こんなこともあるんですね」と肝を冷やした。

 チームはオークランド戦から一夜明け、宿舎で調整した先発組を除き、横浜市内で午前練習。石井監督は「クラブW杯も、選手だけでなく、スタッフ、職員まで、まさに総力戦ですね」と感謝し、午後には大阪入りした。