来季、J2に降格する名古屋の元日本代表MF明神智和(38)が、J3長野に完全移籍することが27日、両クラブから発表された。

 明神は長野を通じてコメントを発表し「J2昇格のために僕の選手人生全てを懸けて戦います」と不退転の覚悟を見せた。また名古屋を通じて、J2降格の結果に終わったことについて、謝罪のコメントも発表した。

 「今シーズンは皆さまにとって悲しい辛い結果を招いてしまい、大変 申し訳なく思っています。こういった状況の中、クラブを離れなければいけないのはとても残念ですが、名古屋が 必ず一年でJ1に復帰することを心から願っています。グランパスの赤いユニフォームを着て皆さまの前でプレーし、 熱いご声援を頂いたことは僕の誇りであり、一生忘れません」(原文のまま)

 明神は柏ユースから96年にトップチームに昇格。柏にとって初タイトルとなる99年のナビスコ杯(現ルヴァン杯)優勝に貢献し、00年シドニー五輪、02年のW杯日韓大会に日本代表として出場した。

 柏では主将も務めたが、05年にJ2に降格したことを受けて、翌06年、柏時代に指導を受けた西野朗監督(現日本サッカー協会(JFA)技術委員長)のラブコールを受けてG大阪に移籍。13年のJ2優勝、14年のリーグ戦、ナビスコ杯、天皇杯の3冠獲得に貢献。16年に名古屋に移籍した。J1通算497試合に出場。日本代表では26試合に出場し、3得点した。