2大会連続3度目出場の正智深谷(埼玉)が、逆転で初勝利を手にした。0-1の後半7分、後半開始から出場したFW田島帆貴(3年)が、左サイドからのクロスを左足で合わせて同点。3分後には主将のMF小山開喜(同)が相手のハンドで得たPKを右足で落ち着いて決めて勝ち越した。

 同点弾のFW田島は、ピッチの外にいた前半に、冷静に相手GKの身長を確認。「そんなに高くないので、頭の上を狙えば入ると思っていた」とイメージ通りのゴールを強調した。早めの投入を決断した小島時和監督(52)は「田島を入れてリズムを変えようと思った。3度目の正直で(今大会で)勝ててうれしい」と頬を緩めた。

 2回戦は1月2日、開幕戦を勝ち上がった関東第一と浦和駒場スタジアムで対戦する。