京都橘のU-19日本代表でJ2京都に入団するFW岩崎悠人(3年)が、敗戦の悔しさはプロで晴らすと宣言した。東京五輪世代のエース候補は超満員の観客を魅了。押し込まれる展開の前半35分、こぼれ球を拾い決定機でシュートしたが、ゴールポストに嫌われた。「完全に入ったと思った」。それでも1プレーで流れを変え、試合後は涙をこらえながら仲間1人1人に駆け寄った。

 大会前は苦しんだ。昨年10月のU-19アジア選手権の長期遠征の影響で疲労が蓄積。疲労を取るため日本代表DF長友が取り入れているヨガを頻繁に行うようにした。万全の状態で今大会に臨み、市船橋のU-19日本代表DF原らを恐れさせた。卒業後、J2京都に進む岩崎は「3大会連続で出た選手権は無得点に終わった。これからは大舞台で点が取れる選手になりたい」。Jリーグ、今春のU-20W杯で活躍し、東京五輪へ羽ばたいていく。