J2湘南FW高山薫(28)が16日、神奈川県平塚市での始動後、取材に応じた。

 「J2に落ちちゃって(今季、戦う)相手はJ1のチームじゃないんですけど、本当にリベンジだと思っている」と、開幕1カ月前から闘争心をむき出しにした。

 16年に続き、17年も主将を務める。曹貴裁監督(48)は取材陣に「変える必要がない。主将で降格を味わった薫が今年どうするか…あいつを成長させたいし、それによってチームが成長するのが1番いい」と続投の理由を説明した。それを伝え聞いた高山は「曹さんは『嫌だったら、やらなくてもいい。お前が決めていい』とも言ってくれた。でもJ1で18人しかできない主将をやって、結果が出なくて、自分の力のなさを感じた。辞めるのは簡単だけど、そこは、さすがに負けたくない。結果をしっかり出して、去年の経験が良かったですと言いたい」と力を込めた。

 その上で、「今年も出来るメンバーがそろっているから、それ(各選手、チームの力)を出したい。(個人の目標)得点とかは、設定しなくていいと思う。チームが勝った結果、点かアシストになれば、という感じ」と今季の抱負を語った。曹監督が始動日のできについて、100点と答えたと聞くと「まじっすか? 俺は70点くらい。もっとコンディション、上げられるなぁと」と言い、取材陣を笑わせた。【村上幸将】